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活動レポート2020

2020年に発行した会報の抜粋記事(山ある記)を、ご紹介します。

シリーズ関西百名山を行く「蛇谷ヶ峰山行(滋賀県901m)雪山を楽しんで」

記:T・T
実施日:2020年12月20日(日) 天候:曇り時々雪
参加者:会員12名
コース・タイム:JR安曇川駅10:27着 江若バス10:40発=11:15朽木学校前=(シャトルバス10分)=11:30グリーンパーク思い出の森・登山口~12:40 552m分岐~カツラ谷分岐~14.10蛇谷ヶ峰山頂14:25~552m分岐~カツラ谷分岐~16:00グリーンパーク思い出の森 解散。

 雨まじりの予報だったので、中止連絡があるかと心配していましたが、リーダーのKさんが決行してくれたおかげで雪山を楽しみ、下山後は朽木温泉で温まって充実した1日となりました。
 膝上まで積もった雪は想像以上でしたが、トレースがしっかり踏まれていたこと、皆さん健脚揃いだったため余裕を持って山頂まで行くことができました。個人的には雪山は久しぶりだったので、道なきところを駆けたいという衝動に駆られ、トレースを外れて腰まで埋まりながら走ったり転んだりして、新雪の気持ち良さを十分に味わえました。立松和平風にいうと「雪は、おじさんを少年に戻してくれるんだよね」という感じです。下りでは、コワモテのWさんも、道なきところを駆け降りていました。やはり皆、少年の心に戻るのだなと感じました。
 山頂からの360度の景色、冠雪の武奈ヶ岳、伊吹山、遠くに白山、眼下に琵琶湖を見られなかったのは残念ですが、またの機会を楽しみにしています。 リーダーのKさん、サブリーダーのMさん、楽しい山行をありがとうございました。

 蛇谷が峰山頂にて(撮影:A・M)

六甲山「天狗道から摩耶山」

記:K・K
実施日:2020年12月15日(火) 天候:晴れ
参加者:会員4名
コース・タイム:新神戸北側の公園(9:15)~市ヶ原(10:05‐10:15)~天狗道~摩耶掬星台(12:15‐12:45)~杣谷峠(13:20)~長峰霊園(?:50‐15:00)~阪急六甲(15:30)

 今日から寒波が襲来すると予報でいっていたが、まさに予報通り、寒い中を天狗道を通って掬星台へと向かう。まだ冬枯れとまではいかず、あちこちに紅葉が残っている。Kさんと二人でもみじの形と色合いの良いものを拾いながら歩く。Kさんは押し葉にして時々開いて眺めるのが好きだと言う。私は押し葉にした後どうするかは決めていないが、きれいに押し葉が出来たらしおりを作るか、額縁に適当にちりばめてみようかな~。
 掬星台で昼食、寒いので風除けになる北側の東屋で昼食。昼食の後、阪神間の景色を眺めに展望台の方に向かう。今日は空気が澄んでいるのか展望がよく、街並みがくっきりと眺められた。寒さが厳しい、手袋をしているが手がしびれてジンジンする。天狗道で会った人が「掬星台の寒暖計は-1℃になっていた」と言って通り過ぎて行った。もっと寒いのではないかと思い寒暖計を探すがどこに置いてあるかわからなかった。
 掬星台からアゴニー坂を下り、杣谷峠へ、ここからは階段と岩場の下り一辺倒のコースだ。杣谷を降りているとすぐに、面白い石を発見誰かが遊び心で怪獣風に石を置いたのだろう。
 谷沿いなので足元に十分気を付けて歩く。渡渉も数回あり気の抜けないコースだったが全員何事もなく下山することができた。寒い中参加していただきありがとうございました。


納山祭ハイク「摩耶掬星台」

記:K・K
実施日:2020年12月13日(日) 天候:晴れ
参加者:会員14名
コース・タイム:阪急王子公園駅(9:00)~青谷道~史跡公園~掬星台(11:20-11:50)黒岩尾根~アドベンチャーコース~地蔵谷~市ヶ原(?:00)~新神戸(15:00)

 今日は、納山祭だが、新型コロナウィルス感染拡大のため納山祭は中止、ハイキングのみ実施。阪急王子公園駅は不要不急の外出自粛にもかかわらず、ハイキングの人で人だかりだ(私たちも含め)。公園で自己紹介、ストレッチ、コースの説明を行なって出発。

旧摩耶の大杉
市ヶ原の紅葉

掬星台で昼食、見晴らしの良い南側の展望台は風があり寒いので北側の東屋で三々五々に広がって食事をする。2枚羽織ったが、さすがにジッとしていると冷え込んでくる。食事の後は、黒岩尾根に入り、途中からアドベンチャールートに入り、地蔵谷を降りる。
 地蔵滝も水量が少なく全然迫力がない、それでもこのコースは紅葉があちこちに見られ谷間を流れる小川は舞い落ちた落葉が水面を彩っており「赤や黄色の色さまざまに水の上にも織る錦」と童謡そのものだ。

地蔵谷終盤
 布引展望台

 小川と紅葉を眺めながら降りて行くとゆったりとした時間が心を癒やしてくれる。市ヶ原で休憩、布引の展望台で集合写真を撮って新神戸へ下山。今日も一日無事歩けたことに感謝し、参加された皆さんにお礼申し上げます。ありがとうございました。

水量の少なくなった布引の雄滝・雌滝

2020~2021 忘年から望年へ 箕面最高峰「鉢伏山」を行く!!

記:F・I
実施日:2020年12月12日(土)天候:晴れ
参加者:会員11名 一般1名 以上12名
コース・タイム:阪急箕面駅(9:00)~さくら広場~(地獄谷)~こもれび展望所(10:25)~政ノ茶屋・自然教育ビジターセンター(11:00)~エキスポ90記念の森(12:30)~箕面最高峰鉢伏山(13:00)~エキスポ90記念の森~政ノ茶屋(14:00)~こもれび展望所~雲隣展望所(14:30)~箕面大滝~瀧安寺(15:35解散)

 箕面駅前の「案内地図」で今日の予定コースを確認後、予定通り9時に駅前をスタート。まずは最初の目的地「さくら広場」を目指しました。12月も半ばになり紅葉の風景は期待していませんでしたが、天候にも恵まれて陽ざしに映える山の景色に心弾む思いでした。急坂を登ったところの「さくら広場」で、改めて自己紹介と準備体操そして衣服調整の後、地獄谷を登って「こもれび展望所」にむかいました。地獄谷は名前がものものしい響きがありますが20分程度の急坂で、そのあとに続く穏やかな稜線は心和ませてくれます。「こもれび展望所」からの眺めは、ダム湖を挟んでこれから行く鉢伏山を一望でき暫し心を癒してくれる瞬間でした。「こもれび展望所」から一気に急坂を下ったところが、政ノ茶屋・自然教育ビジターセンターです。ほぼ予定した時間に到着。この政ノ茶屋は、東京都の「明治の森高尾国定公園」までを結ぶ東海自然歩道の西の起点で、駐車場やトイレも完備しており近隣の自然研究路や箕面歩道などのハイキング起・終点としても利用されています。11時に政ノ茶屋を出発、7号自然研究路を一路「エキスポ90みのお記念の森」へ。

 約50分で到着して昼食タイム。ここは大阪鶴見緑地で開催された「花と緑の博覧会」を記念して大阪府によって整備され、駐車場も完備していることから家族ずれでも楽しめる公園として親しまれています。昼食の後いよいよ箕面最高峰鉢伏山を目指して出発。ここからは登り約20分で到達。山頂で全員の記念写真を撮って下山コースを辿りました。帰りは「こもれび展望所」から「雲隣展望所」を経て「箕面大滝」へ、往きとはコースを変えて下山。日本最古の弁財天(日本四弁財天の一つ)で、宝くじの基になった”富くじ”発祥の寺として知られる瀧安寺で解散しました。皆さん健脚ぞろいで、約16キロの行程にもかかわらず、全員無事下山致しました。

中山最高峰~大峰山

記:A・H
実施日:2020年12月5日(土)天候:晴れ
参加者:会員10名・一般1名 合計11名
コース・タイム:阪急中山観音駅(9:00)~信徒会館(9:10)(9:25)~中山最高峰(478m)(11:00)(11:05)~高圧線鉄塔下(標高475m付近)(12:15)(12:40)~大峰山山頂(552m)(12:55)(13:00)~桜の園(14:00)~武田尾(14:20)解散

中山奥の院

 中山は信仰の山として多くの人々に親しまれ登拝回数三千回を超える猛者も数多いとか、信徒会館から登山路に入り丁石道を18丁(約2km)緩やかな登り道を行くと、2014年新築された奥の院が山中に輝いています。

コロナの収束と安全登山を祈願し中山最高峰へ、30分ほどで頂上です。穏やかな青空の下、小休止の後記念写真して、大峰山を目指し下降路に、県道を横断すると一転この日一番の急騰が続きます。高圧鉄塔下の広場でゆっくりランチタイム、しばらく進むと大峰山頂、いよいよ終着の武田尾に下山です。

桜の園の紅葉

 桜の園はその名のとおり桜の見ごろがおすすめですが秋の紅葉も見事です。師走のこと落ち葉を踏みしめながらでしたが里の秋を十分堪能いたしました。この時期の低山は猛暑に苦しめられた夏場が嘘のように快適です、コロナ禍で遠出が儘ならない今こそ身近な山路に親しみたいものです。今回一般参加してくださいましたKさんは健脚、次回には会員としてご参加いただけるようです。


ポンポン山

記:K・A
実施日:2020年11月29日(日) 天候:晴れ
参加者:会員13名
コース・タイム:高槻駅北口8:54=神峰山口9:15~神峯山寺9:40~本山寺11:20~ポンポン山12:20-12:50~釈迦岳13:30~展望台14:30~善峯寺バス停14:50 15:24=阪急東向日駅=向日町駅

 神峯山寺の紅葉は一寸遅かったが、記念写真を撮って、鐘撞堂の裏手から旧参道に入る。本山寺まで地図の上でまっすぐ北上する緩やかな傾斜の登山道だ。ロータリー前で東海自然歩道に合流し、勘定掛けをくぐり、本山寺へ。天狗杉あたりから3年前の台風21号で杉がなぎ倒されたままのあり様が見える。ポンポン山頂は超満員で昼食場所の確保に手間取った。釈迦岳を経て下って行った展望台は、善峯寺の全貌が絵葉書の様に見渡せる。ここでゆっくりお茶にして善峯寺バス停へ向かった。久し振りにリーダーをしてすこし緊張したが、大勢に参加していただいて、楽しかった。


シリーズ関西百名山を行く 和泉葛城山 (大阪府・和歌山県858m)

記:K・K
実施日:2020年11月28日(土) 天候:曇り
参加者:会員6名 一般1名 計7名
コース・タイム:難波駅7:40発(関西空港行き急行)=8:06岸和田駅8:30=バス=9:21牛滝山バス停~大威徳寺9.25~一の滝~錦流の滝9:45~9:53丁石道登山口(七丁地蔵)~10;48林道(二十一丁地蔵)~11:25和泉葛城山山頂(昼食)12:10~12:50枇杷平~13:00塔原分岐~13:30蕎原バス停~蕎原口バス停(テイータイム)14:35=バス=14:47水間観音駅14:57=15:12水間観音駅15:24=15:55難波駅

 大阪南部では紅葉が美しいことで知られる大威徳寺。楽しみにバス停を降りたが、まばらな参拝客からわかるとおり、すでにもみじは見ごろを終えていた。晩秋から初冬の雰囲気だった。後日、歩いた北摂のポンポン山や箕面はまだまだ見ごろで、錦秋という表現がぴったりだったのに、同じ大阪府でも北と南ではこんなにも違うのだろうか。  山門を通り抜けると、川沿いに、一の滝、三の滝、錦流の滝が続く。静けさの中、なかなかの迫力である。そこから丁石道登山道が始まる。丁ごとにお地蔵さんが優しい笑顔で迎えてくれた。急坂もあるが、森林の静かな参詣道だ。21丁地蔵で林道に出て、山頂に向かう。山頂には竜王神社(和歌山県)と葛城神社(大阪府)が並んでいる。県境となっている。日差しがないので寒く、傍らの休憩用の小屋に入り、昼食。

 今回のもう一つのテーマは「大阪湾から高野山、大峰の大パノラマ」。展望台に登ると、期待どおりの大パノラマが広がっていた。六甲山から大峰まで望めた。ところが寒くて展望もそこそこにして山頂を出発。階段を下り、ブナの原生林を行くが、すっかり落葉し、冬枯れていた。車道から塔原分岐を蕎原方面への山道に入る。いきなり急坂・悪路(ザレ場)で、慎重に進むが、参加者の足並みが揃っていたので、難なく蕎原の集落へ。バスの時刻まで約1時間。じっとしているのも寒いのでバス道を歩くことにする、次のバス停でティータイム。里山ののんびりとした中で気楽なおしゃべりを楽しんだ。出会う人も少ない初冬の一日だった。


六甲山の紅葉を楽しむ「修法ヶ原」

記:K・K
実施日:2020年11月23日(月・祝) 天候:晴れ
参加者:会員 5名
コース・タイム:JR元町(9:00)~諏訪山公園(9:15-9:25)~狸々池 (10:45)~修法ヶ原(11:05-12:00)~外人墓地~修法ヶ原~ 市ヶ原(13:00)~展望台~新神戸北側の公園~三宮(?:50)

諏訪山公園の菊がきれいに咲きほこっていた。
右の紅葉は狸々池手前の紅葉、青空に映えて何とも言えなかった。
外国人墓地の一角に、第一次世界大戦の時、阪神間に住んでいた19名
のイギリス人・フランス人が祖国のために出征し戦死された慰霊碑、
勇士の慰霊塔がたたずんでいる。
修法ヶ原の紅葉は池と緑と空の
マッチングが素晴らしい!!
市ヶ原の桜茶屋
廃屋みたいになっていたがリニューアルされ
お客さんもたくさん入っていた。

里山の岩稜『加西アルプス』の稜線歩きを楽しむ~善防山・笠松山~

記:M・O
実施日:2020年11月22日(日) 天候:曇り時々晴れ
参加者:会員14名 一般2名 計16名
コース・タイム:北条鉄道法華口駅10:25~11:30善防山11:50~吊橋12:10~12:25<昼食>12:55~13:10笠松山13:20~大柳ダム湖13:55~馬ノ背14:10~15:00善防山公民館<ティーT>15:15~15:35北条鉄道播磨下里駅

 それまでは晴時々曇だった天気予想が、3日前に曇時々雨に変わりやきもきしましたが、当日はまずまずのお天気となりました。 加西アルプスはKさんに教えてもらい、下見に行ってみるととても面白いコースだと感じ、是非会員の皆様に紹介したいと思い例会を企画しました。北条鉄道の法華口駅から善防山の登山口までは、田んぼが広がるのどかな田舎道を進みます。登山口から100mほど入るとすぐに岩場の道になります。少し登っただけなのに振り返ると田畑が広がりため池が見えます。登山口から40分ほどで善防山山頂に到着です。標高は251mですがとても良い景色です。続いて笠松山を目指します。一度下り、吊橋を渡ると大きな岩場が私たちを迎えてくれます。【写真上】

 そこを登りきると目の前に笠松山の頂上が見え、そこへ続く道も見ることができます。途中の景色のよい広い岩場で昼食を取ります。その後少し登ると笠松山の頂上に到着です。こちらには小さな展望台があり360度の景色が堪能できます。その後急坂を下り、一旦舗装道路を歩いた後再び別ルートで善防山に登ります。途中には馬ノ背と呼ばれる幅の広い大きな岩場【写真左】があり、左右の景色を楽しむことができました。頂上までは行かず登山道を下ります。その後、ティータイムで時間調整をして播磨下里駅に向かいました。ご参加頂いた皆様、楽しんで頂けましたでしょうか。


六甲全山縦走コースを歩く(東半縦)

記:K・S
実施日:2020年11月18日(日) 天候:晴れのち曇りのち晴れ
参加者:会員8名、一般2名 計10名
コース・タイム:新神戸(7:37)~市ケ原(8:24)~学校林道分岐(9:15)~掬星台(10:05)~三国池分岐(11:08)~丁字ヶ辻~記念碑台~Gテラス(12:15)~六甲山最高峰~一軒茶屋(13:17)~船坂峠~大平山(14:55)~大谷乗越(15:15)~塩尾寺(16:07)~宝塚駅(16:50)

 3月の六甲全山縦走大会の中止が決まり、全縦コースを歩くのであれば、一度は正規のルートを歩いてみたいとの思い、地図に従って全縦コースを歩きました。 全縦コースは、ドライブウェーを歩く迂回ルートより、地図上では最短ルートになりますが、アップ・ダウンがあり、特に六甲山最高峰に至る縦走路は、急登のため東半縦といえども体力を消耗していまいます。六甲山最高峰に寄り道しての記念撮影は思い出となりました。初めて参加された方もおられ最後まで歩くことができるか心配しましたが、ゴールの宝塚に全員が予定どおりに到着できました。参加された皆様お疲れ様でした。

 既にご存知のことと思いますが、六甲山最高峰下(一軒茶屋)のトイレが新しくなり、トイレ問題が解消されました。六甲全縦コースでは、この後はトイレがないため、きれいなトイレができたことは大変喜ばしいことです。感謝、感謝。休憩場所も広くなり大勢の方が利用できるようになりました。きれいな状態が保てるよう大切に利用しましょう。


鬼ヶ島から有馬三山

記:A・H
実施日:2020年10月25日(水) 天候:秋晴れ
参加者:会員6名 一般1名 合計7名
コース・タイム:有馬神鉄有馬口(10:00)~鬼ヶ島(10:40)~高尾山(12:05)(12:20)~湯槽谷山~灰形山(14;10)~落葉山(14:40)~有馬温泉(15:00)解散

 鬼ヶ島?ドッキリする名前の割には優しい有馬の裏山です。すぐ近くにはマザーツリーと呼ばれる赤樫の巨木が休憩場所を提供してくれています。参加者は、会員の皆様は熟練者ぞろい、一般参加のY様も六甲全山縦走でもお名前を見かけしており健脚ぶりは伝え聞いておりました。おかげさまで一部に難路のあるコースですが安心して歩くことが出来ました。有馬三山は以前ならば駆け回れるほど整備の行き届いた山路でしたが相次ぐ台風被害で復旧が儘ならないのか?放置されているのか?身近なハイキングコースではありますがご用心くださいますよう。絶好の秋晴れに恵まれゆっくりと里山を楽しみ有馬温泉に無事下山。名湯もコロナ禍で観光客が激減していましたが、ずいぶん賑わいが戻ってきたようです。色艶やかな楓・銀杏の紅葉の下、着物姿の芸妓さんも一層華やかでした。


中山連山 (山本から武田尾へ)

記:M・M
実施日:2020年11月21日(水)8時30分~14時55分 天候:晴れ
参加者:会員9名
コース・タイム:山本駅8時30分~公園(自己紹介、ストレッチ)8時40分~岩場取付き 9時10分~中山最高峰10時55分~大峰山途中[昼食]11時55分~12時20分~兵庫自然歩道~大峰山頂13時5分~桜の園入口 14時5分[休憩]~14時40分~武田尾駅手前で解散 14時55分

天候に恵まれ楽しい山行であった。
参加者全員の協力もありコースタイムより早く大峰山に着くことができたので、下山はゆっくりと景色を楽しみながら歩くことができた。
予定より早く桜の園入口に着くことができたので、約30分のティータイムを取り談笑することができた。
紅葉は見頃のところもあったが、全体的にはもう少し早く実施した方が良かったのではないかと感じた。


紅葉とぶな林と滝を楽しむ明神岳

記:T・U
実施日:2020年11月8日(日)7時~17時10分 天候:曇り
参加者:会員12名
コース・タイム:大又林道駐車場9:45 - 10:43明神滝10:50 - 11:35明神平 11:43 - 12:01明神岳(昼食)12:40 - 12:50明神平 - 13:20 明神滝上13:25 - 14:30大又林道駐車場

 ずっと行きたかった明神岳に参加させて頂きました。西宮集合のところ、勝手を言って単独で現地へ。林道はでこぼこ悪路と聞いていたので、ドキドキしながら慎重に進み無事到着。皆さんの到着を待つ間に辺りを散策、一足お先に紅葉を楽しんでいました。
 紅葉はほぼ終わりかけていましたが、葉の落ちたぶな林もまた味わい深く、参加された皆さんと秋の終わりを楽しむことができました。明神滝は前日の雨のおかげで水量も多く、なかなか見ごたえがありました。山頂はあいにくガスがかかっていましたが、それもまた良い雰囲気を醸し出していました。
 次回はできればテントを担いで、明神平でテント泊をしたいなぁと思いますが、その前にコロナで落ちた体力を回復しないと!です。Uリーダーはじめ、ご一緒頂きました皆さん、楽しい一日をありがとうございました。


六甲山「一軒茶屋から有馬」

記:K・K
実施日:2020年11月3日(火・祝) 天候:晴れ
参加者:会員4名
コース・タイム:阪急芦屋川(9:00)~山芦屋公園(9:10-9:20)~滝の茶屋(9:40)~ 風吹き岩(10:40)~雨ヶ峠(11:35-12:00)~一軒茶屋(13:10-13:25)~有馬温泉(15:00)

いつもの通り滝の茶屋で一服、滝を見て涼みながら衣服調整。
10分ほど休憩して、風吹き岩は通過し雨ヶ峠へと向かう。
雨ヶ峠で昼食を取り七曲から一軒茶屋へ。
一軒茶屋の前にあったトイレが別の場所にきれいに建て替えられていた。
休憩スペースが設けられて一息つくのにもってこいの場所になっている。
魚屋道の紅葉もきれいに色づいていた。東屋で一息入れて有馬温泉へと向かった。
銀の湯は順番待ちをしていたので入浴せずに、ごん蕎麦に寄ってバス停へ。
金の湯の前で芸者さん(芸子さん?)がお清めかなにかやっていた。

ブナ観察ハイク

記:K・K
実施日:2020年11月1日(日) 天候:晴れ
参加者:会員5名
コース・タイム:阪急六甲(9:00)=登山口(9:20)~油コブシ~ガーデンテラス(11:50-12:15)~ブナ植林地(12:25-13:30)~ガーデンテラス(13:40-14:00)~油コブシ~登山口(15:35)=阪急六甲(15:45)

下草の手入れ前(左)と後

 創立40周年事業で、小さな苗木を会員有志が購入し植樹したブナの木。年2回のブナ観察ハイクでブナの木の周囲の草刈りを行ないブナの成長を見守る。
 一番大きく育ったブナの木を囲んで記念写真を撮った。今日は上の植樹域を約1時間かけて下草刈りを行なった。次回は下の植樹域の手入れの番だ。


福井と岐阜の県境の山 冠山と能郷白山2座に登る

記:M・Y
実施日:2020年10月31日(土)~11月1日(日) 天候:晴れ
参加者:(一般) 1名(会員)14名 計15名
【10月31日(土)】
コース・タイム:阪急西宮北口7:30=冠山峠13:00~14:20冠山山頂~15:45冠山峠=買い出し=ツリーピクニックアドベンチャーいけだ(泊)渓流温泉冠荘(入浴)

 9月初めに入会し2度目の県外登山です。入会時、Kさんが10月に奥美濃の マッターホルンに登ると言っていたことをうすらぼんやりと覚えていましたが、当時は六甲山にしか登ったことがなく、まさか自分が登るとは微塵にも思いませんでした。7時30分に西宮北口集合で全15名車3台に分かれて出発。道路工事や渋滞、すれ違うのも危険な林道などを通り、予定より1時間遅れて到着。
 軽く昼食をとり13時に冠山峠の登山口を出発しました。しばらく登ると急坂があり、白目になりながら登った後も、アップダウンのくり返しが続きました。しかし、この時期は紅葉を楽しみながら登れるので疲れは半減します。秋晴れの雲ひとつない青空に紅葉が映えてきれいでした。1時間ほど登ると冠平に到着。ここからは経験不足の私にとって不安要素の岩場があります。登りは何とか、大丈夫ですが、下りが苦手なので登っている最中も、これを下りることができるのかずっと考えていました。14時20分頃に無事山頂に到着。山頂は360度のパノラマビューです。遠くには冠雪した白山などを見ることができ感動しました。下りの岩場は先輩たちに足場を教えていただき何とか無事に下りることができました。岩場を下りると、すぐ近くに冠平と呼ばれる熊笹に囲まれた平地があり、ここからの景色もきれいでした。16時少し前に全員そろって無事下山することができました。
 宿泊先はツリーピクニックアドベンチャーいけだ。可愛いハンモックのあるコテージに男女別れて宿泊しました。楽しみにしていた夕食はYさん、Fさんによるご馳走。チヂミやナポリタン、野菜のオイル焼など、お酒もすすみ、楽しかった1日目が終了しました。

【11月1日(日)】
コース・タイム:ツリーピクニックアドベンチャーいけだ8:20=9:05龍双ケ滝9:25=11:20温見峠11:30~13:25能郷白山山頂~13:40奥の院~15:07温見峠=西宮北口20:45解散

秋晴れの天候に恵まれて、ツリーピクニックアドベンチャーいけだを出発、龍双ケ滝に到着した。葛飾北斎が描いた絵のような滝に見とれて写真タイム。まわりの天然杉も生命力にあふれている。車で能郷白山を目指して出発。
 温見峠から鮮やかな紅葉の山々、雪をまとった白山を見ながら、山頂を目指す。コロンブスピーク(1492m)を経由し、山頂に到着した。昼食タイムを取り、奥の院山頂にて、優しい人に頼んで集合写真を撮ってもらった。下山は急な坂道をロープを使いながら温見峠に降りた。
 参加した皆様に助けられ、良い思い出が出来ました。優しい皆さまに感謝します。今後ともよろしくお願い致します。

(写真:A・K、M・O、M・Y)


【写真で報告】大山山麓の紅葉を楽しむ

記:K・K
実施日:2020年10月28日(水)~29日(木) 天候:晴れ
参加者:会員6名
コース・タイム:【1日目】晴れたり曇ったり
西宮北口(7:10)=鳥取花回廊=大山登山口駐車場(11:20)~ 六合目避難小屋(13:00-13:20)~大山山頂(14:30-14:45)~六合目避難小屋(15:40)~登山口駐車場(16:45)=鳥取花回廊=蒜山荘(17:45)
【2日目】晴れ
蒜山荘(9:20)=山乗り渓谷=奥津渓谷=西宮北口(18:30)


「笠形山」播州平野を見下ろす一等三角点の山(関西百名山)

記:M・M
実施日:2020年10月24日(土)7時~17時10分 天候:晴れ
参加者:会員5名
コース・タイム:西宮北口7時=宝塚IC=滝野社IC=マイスター工房八千代8時30分=寺家公民館前駐車場8時50分~大鳥居9時~笠形神社9時45分~笠ノ丸10時35分~11時笠形山[昼食]11時40分~笠ノ丸11時55分~仙人滝13時~駐車場13時50分駐車場14時=14時10分かさがた温泉入浴15時20分=滝野社IC=宝塚IC=西宮北口17時10分

天候に恵まれ楽しい山行ができた。
参加者全員の足がそろっていたのか、コースタイムより早く下山することができた。
山頂付近は色づき始めていたが、後2~3週間後くらいが紅葉の見頃か?
8時30分にマイスター工房に着き、9時から販売の「天船巻きずし」を購入したかったが、事前予約が必要とのことで購入を断念した。
かさがた温泉に入浴し、地元の特産品を購入し楽しい山旅となった。


荒地山から七兵衛山へ

記:M・M
実施日:2020年10月14日(水)8時30分~14時 天候:晴れ
参加者:会員4名
コース・タイム:芦屋川駅8時30分~山芦屋公園(ストレッチ、自己紹介)8時45分~城山9時30分~岩梯子~11時15分荒地山(休憩)11時25分~黒五谷~打越峠~12時40分 七兵衛山(昼食)13時10分~山ノ神13時35分~八幡神社14時解散

天候に恵まれ良い山行となった。
ほぼコースタイムどおり下山することができた。
岩梯子は皆さん楽しめた様子であり、実施して良かった。
平日であり荒地山は少ないと思ったが、6~7グループ(3名から8名)の登山者があり、この時期(10月)は登る人も多いのだと感じた。
荒地山のコースは人気があり、岩梯子も面白いと思うのでこれからも例会で実施していきたい。


【写真で報告】白髪岳と黒豆狩りを楽しむ

記:K・K
実施日:2020年10月11日(日) 天候:晴れ
参加者:会員10名
コース・タイム:阪神西宮(7:00)=西宮北口(7:10)~住山P(8:40)~白髪岳(10:40-10:50)~松尾山(11:50-12:15)~住山P(13:20-13:30)~ 羽田農園(14:00-15:30)~西宮北口(18:30)

白髪岳山頂手前の岩場。3点支持で確実に登る。
スリリングな気持ちを味わえる。
山頂からは360度の展望
白髪岳山頂
心地よい日差しの中で黒豆のもぎ取り。今夜はビールが進みそう。

六甲山「トゥエンティクロスから石楠花山・双子山」

記:K・K
実施日:2020年9月30日(水) 天候:曇り
参加者:会員6名
コース・タイム:神戸北側公園(9:10)~展望台~市ヶ原(10:10)~植物園東門(11:30)~展望台(12:40-13:10)~双子山(13:55)~谷上駅(15:25)


展望がきかない展望台より

 今日は、午後から雨の予報。そんなには降らないだろうと新神戸北側の公園を 出発。布引の滝をながめ市ヶ原、トゥエンティクロスと進む。この生田川は小魚が沢山泳いでいる。テントを張って釣りを楽しむのも一興だろう。
 黄蓮谷を抜け石楠花山手前の展望台で昼食を取る。展望台とは名前だけでほとんど展望がきかない。空模様が怪しい。ポツンと雨が落ちてきたが雨にはならなかった。
 石楠花山へは、笹薮をかき分けて入らなければならないためカット(笹薮でマダニに咬まれた報告があったため)。双子山へと向かう。登山道でタマゴタケらしきものに出合う。殻が割れ真っ赤なタマゴタケが顔を出すのだろうか?双子山の一つ目の山頂を踏み二つ目の山頂に向かっていると、リスが横切って木に登っていった。「アッあそこにいる」「あっちに行った」とリスを追いかける言葉が飛び交う。急な坂道を下りもう片方の双子山山頂へ、どちらの山頂も灌木の中で標識もなく淋しい限りだ。
 さて、ここから引き返して炭ヶ谷の道をとるか、このまま花山駅方面へ降りるか、思案の末、引き返して急坂を上り返すよりこのまま降りようということになり、花山方面へ降りて谷上駅に向かった。この花山方面への道は急勾配で雨の日は避けた方が無難だ。立木につかまりながらゆっくりと無事に降り、雨に会わずに下山できてなによりだった。

タマゴタケ?
花山駅方面への急坂を降りる

高取山「日本一の山城」の遺構が残る山頂から大和の国を一望する(公開ハイク)

記:H・Y
実施日:2020年9月27日(日) 天候:晴れ時々曇り一時雨
参加者:会員11名 一般1名 計12名
コース・タイム:壺阪山駅10時~街の駅10時15分~壷阪寺駐車場11時5分~15分~高取城跡入口12時~高取山(本丸跡広場)12時25分【昼食】~13時~猿石(飛鳥・栢森への分岐)13時25分~砂防公園14時5分【休憩】14時25分~街の駅14時50分~壺阪山駅15時10分

 初めてのサブリーダーです。7月初めにMさんからサブリーダーのお話を戴きました。9月12日にリーダー研修を受けた辺りからジワッ、ジワッとドキドキし始めてきました。前日に研修で戴いた本をおさらい。阿部野橋駅では近鉄のお得なサンキューチケットを購入する事に決まり、Mさんについて回りながら「これって、サブリーダーの仕事ではないのですか?」「うん、そうやけどまぁ今日はいいわ」と。スミマセン!そんなこんなで少しバタバタしましたが、全員予定通り8:50急行吉野行きに乗車できました。壺阪山駅で下車し城下町らしい古い町並みの続く土佐街道を進み街の駅でお手洗い、自己紹介、体操。高取児童公園の交差点で風格のある家並みの吉野壼坂道に進み、左手遠く山あいに立つ天竺渡来大観音石像を眺めながら船戸橋を渡り終え、壷阪寺の道標で車道からハイキング道に入り、ヨッコラッショ!と横たわった倒木を乗り越えたり、端っこが朽ちかけているうえに脇に立つ鉄パイプに掴まっていてもツルン!橋から落下―!となること必至のヌルヌルのベニヤ板の橋(ほぼ全員がMさんの手助けで無事渡り終える)を渡ったりでしたが、その後は杉、檜の木立と沢のせせらぎの音、ひんやりした空気、と快適。
 沢から離れ道が階段状になり西国霊場第六番札所である壷阪寺(眼病封じのお寺、お里沢市霊蹟)駐車場に到着。その後、車道、林道、山道を経て高取城跡入り口、三の丸跡、高取城跡(本丸広場)すなわち高取山(標高約584m)頂上に到着。高取城は南北朝時代に南朝方の越智氏の築城、後に豊臣秀吉の家臣本多氏、更に後に城主植村氏によって大改修された山城で日本三大山城の一つと数えられ、麓からの高低差が446mと攻め上がる時の困難性が一番と言われています。山頂に着くやパラっと雨が落ちてきましたが幸いひどく成らず、ちょっと肌寒さを覚えましたが楽しい賑やかな昼食タイムとなりました。石垣の高さに驚嘆したり、北方に石舞台のある明日香地方、また南に吉野・大峰を見渡すことが出来て満足!山頂を後にし芋峠分岐からは登ってきた方向とは反対の上子島集落方面に向かい、猿石、一升坂、七曲りの急坂を下って宝泉寺への分岐で林道終了。後は舗装された道を歩き砂防公園の東屋で20分間のティータイム。砂防公園からは群生するひがん花の美しさにうっとりしたり、水車小屋、たわわに実った栗など田舎の秋を満喫。  街の駅にて体操・挨拶。予定通り壺阪山駅15時23分発の電車で帰阪しました。協力して下さった参加の皆様、下見をして状況をしっかり把握して安全に導いて下さったリーダーのMさんのお陰で無事に初サブの一日を終えることが出来ました。有難うございました。
 昼食後(?)思いがけずMさんから「猿石から先、先頭を歩いてみませんか?一本道ですから心配ないですよ」と言われた時はドキッ!まぁ下りだから何とかなるかな、と思い直し「はい!」と返事。先頭を歩くと、サブで最後尾を歩いている時とは全く異なる感覚でした。と同時に自分の入会後一年間の行動を思い起こし、恥ずかしいやら申し訳ないやらで消え入りたくなっていました。お手数お掛け致しました。


六甲山を楽しむ「長峰山・シェール槍」

記:K・K
実施日:2020年9月26日(土) 天候:曇り
参加者:会員6名 一般2名  合計8名
コース・タイム:阪急六甲川(8:00)=登山口(8:25)~杣谷~杣谷峠(10:15-10:25)~シェール槍(10:40-11:15)~杣谷峠(11:35-11:45)~長峰山(12:25-12:50)~登山口(13:45)~阪急六甲駅(14:20)

杣谷は結構渡渉があり、バランス感覚も大事。
不安がある方はストックを使うと大丈夫。
 シェール槍山頂、眼下には
穂高湖、南は六甲の山なみ、
北は三田の街並み?
岩場の登下降は楽しい。
長峰山の山頂(天狗塚)
長峰山(天狗塚)は360度の展望で
見晴らし最高、休憩にはもってこいの場所だ。
心地よい風が疲れた体を癒やしてくれる。
神戸の街並みがよく見える。

[関西百名山]野坂岳(福井県敦賀市913m)

記:S・R
実施日:2020年9月22日(火) 天候:曇り,時々晴れ
参加者:5名
コース・タイム:登山口9時50分~トチノキ地蔵10時30分~一の岳11時10分(休憩)野坂岳到着12時10分(昼食)13時出発~一の岳13時30分~行者岩14時~登山口14時50到着

連休最終日、高速道路は空いていて野坂いこいの森登山口まで出発から2時間半で到着。体操後、空を見ると青空にイワシ雲。秋を感じる。出発から直ぐ急坂が始まる。少し登ると沢沿いを歩け、冷気が嬉しい。トチノキ地蔵辺りに名水と言われる湧き水があるとの事で楽しみにのぼる。山肌には紫のトリカブト、ススキ、白い山萩の花に季節を感じる。名水は結局見つけられず一の岳到着。敦賀湾が美しく見晴らせる。ここで差し入れの果物を頂き少し暑くなってきた身体を冷やす。一の岳を出発するとブナの林のプロムナードのお迎え、ニノ岳ではマムシ君に出会う、そして頂上だ!360度視界!大パノラマが広がる。東側には敦賀三山岩籠山、三方五湖、琵琶湖と素晴らしい展望でした。
 帰路は野坂岳一押しのスリリングな行者岩へ寄ります。直角に近い登り口には地元の方が真新しいロープを付けてくれていました。行者岩の先に立つと敦賀市街から敦賀湾の気比の松原、原発、JR小浜線を通る電車が見えまるでジオラマを眺めているかのようでした。予定通り下山口に到着しました。
 最後に野坂岳山行をお誘いした時に車提供をお願いすると即答でお返事頂き、山頂ではMさんの美味しいケーキを差し入れして頂き重ねがさね ありがとうございました。参加して下さった皆様ありがとうございました。


能勢妙見山 スタミナハイク(BBQ)

実施日:2020年9月20日(日) 天候:曇り,時々晴れ
参加者:会員 15名
コース・タイム:川西能勢口(9:04)=能勢口駅(9:31)~ケーブル黒川駅(10:18)~大堂越(10:50)~妙見の森BBQテラス(11:30)~バーベキュー(14:20~ケーブル山上駅=黒川駅~妙見口駅=川西能勢口(15:49 解散)

 能勢電車妙見口駅から左の道を歩き、国道477号にでて、さらに左に歩いていくと、右に能勢ケーブル(黒川駅)があった。このケーブル沿いに左側に道があり、黒川に沿って登山道があった。すぐに川を渡り、右岸を登る。徐々にケーブルとは離れていき、1時間弱で(大堂?)峠につく。峠を右にしばらく登っていくと未舗装の車道に出る。ここを右に下るとすぐにふれあい広場、ケーブル山上駅に出てくる。ここでバーベキューを楽しみ、おなか一杯になる。
 帰りは同ルートを下山し、妙見口駅に着く。すると、ケーブル下山組(といってもほとんどみんな)と合流できた。多くの先輩方と交流できたのが楽しかった。(記:I・Y)

BBQハイクに初参加した。
申し込み時点では、参加者が少ないとのことであったが、計15名で初めてお会いする方が何人もおられ、顔を覚えて頂いたであろうし、満腹になりましたので、有意義でした。
 さて、ハイキングだが、time, place, occasionのoccasionは、はっきりしている。集合するtimeと placeは?そうそれらも山だよりに明記されていたのだが、そのパターンに慣れておらず、思ったより大きい駅だったので、駅のどこ?となりました。読み返せば、川西能勢口駅の能勢電鉄ホームと書いてある。なるほど、全てあったのですね。ビリでしたが時間前に合流し、目的地に向かいました。
 主催の方々により会場の予約、食材などの準備や持ち運びの分担などを既にして頂いたため、我々一般参加者は自分の荷物だけ持ってくればよくなっておりました。
 持ち運び組はケーブル黒川駅からケーブルカーで先発されましたので、後追いの歩き組も歩行距離は僅かなため、あっという間に目的地に着いたのですが、既に食材ファースト、BBQファーストにより食材も2テーブルに分けられ、火が準備できていました。まさに至れり尽くせりでした。ありがとうございます。BBQ会場ですが、ハイキング前日の報道にあった(各所で渋滞・混雑が見られた)と同様、こちらも満員でした。(記:A・H)


高取山・菊水山・鍋蓋山~六甲全縦のハイライトを歩く~

記:K・K
実施日:2020年9月19日(土) 天候:晴れ
参加者:計 3名
コース・タイム:9:00板宿駅集合~9:40禅昌寺登山口~10:30 高取山~12:10鵯越駅(昼食)12:25~13:40菊水山~15:00鍋蓋山~15:50市ケ原~16:30新神戸駅

 天気予報が好転し、秋晴れとなった。高取山は何度も登っているが、禅昌寺からの 登りは初めてだ。下見が出来なかったのでネットで机上下見となった。しかし「登山口は標識もなくわかりにくい」といずれの記録も語っている。案の定、通り過ごしてしまった。やはり、登山口という標識はなく、住宅の掲示板、消火器、小さなお地蔵さんが目印だ。住宅の細い路地を抜けるとすぐに山道となった。樹林帯を抜けると、いきなり岩尾根。須磨アルプスやロックガーデンを思わせる。傾斜がきついところもあり、油断できない。展望は抜群。海、神戸の市街地、山並み、神戸ならではの景色だ。面白いコースだが、あまり人は入っていないようだ。登山口から約1時間で、高取山の荒熊神社下の六甲全山縦走路に合流。荒熊神社では三等三角点、高取神社奥宮で高取山山頂碑を見学した。何よりも展望の良さ抜群だ。眼下に神戸市街から大阪市街、そして遠くに淡路島、和歌山、金剛・葛城、大峰の山々が望めた。
 これから先は、六甲全縦コース。それもいちばんのハイライトというか、しんどいところだ。鵯越駅までの舗装道路は登山靴には辛い。菊水山の登り、がんばりどころだ。階段を休み休み登る。景色と渡る風に癒され、菊水山山頂到着。A・Hさん、M・Hさんは共に新入会員で、無理な場合は、菊水山から鈴蘭台へ下りることも当初考えたが、なんのなんの、お二人ともガッツあり「行きましょう!」の力強い言葉で出発。鍋蓋山へのつづら折りの道は斜度がきつい。それでもコースタイムどおりに、鍋蓋山山頂到着。あとは下りていくだけだ。気持ちを引き締め「秋の日は釣瓶落とし」と下山を急いだ。
 布引の滝も水量が多く、しばし見とれた。無事下山に感謝。きっとお二人とも、疲れの中にも、完歩した達成感を味わっておられたに違いない。お疲れ様でした。今年はコロナウイルス禍で六甲全縦は中止となったが、来年、開催されたら、A・Hさん、M・Hさんにはぜひ挑戦していただきたい。


沢歩きを楽しむ「丹生山系屏風岩川」

記:T・F
実施日:2020年9月5日(日) 天候:晴れ時々曇り
参加者:5名
コース・タイム:神鉄大池駅9:03~(体操) ~9:41天下辻9:46~10:00着替え10:18入渓~11:48昼食12:20~「13:42折り返す」~16:00脱渓・着替え16:25~17:00大池駅

 台風9号と10号の狭間に、初めての沢歩きに参加させていただきました。大池駅を出発し天下辻を過ぎて沢に下る途中で背負っていた沢靴に履き替え、いざ沢へ!歩き始めはチャプチャプくらいの水量でしたが下るにつれジャブジャブと水の抵抗を感じるようになりました。今年は水量が少なく流れが遅いので水の透明度が低いそうです。前を歩く人の巻き上げた砂もなかなか流れないため川底が見えず足の置き場所も手(足?)探りです。
 例年より水温が高いそうですが、足が水に浸かっているので涼しく、また賑やかな蝉しぐれさえ煩く感じませんでした。水溜まりを避けて歩く習慣がなかなか抜けず、飛び石を渡っていることに気付き慌てて水の中に。流されずに上手に水の中を横歩きする沢蟹に感心していると、水の色が黒く深い所が現れました。際の岩を慎重にへつっているとバッシャ~ン!・・何が起きたかわからず胸まで浸かりもがいていると神の手に助け上げられました。もう笑うしかありません。折り返してからまた別の所でもバッシャーン!ここで記すはずだったリーダーの深イイ話もどこかへ飛んでしまいました。ただ、地面の様子が目で確認できる登山と違って、透明と言えども足を置いた感覚で川底の様子を探る沢歩きは慎重に進まなければ危険だと思いました。
 沢の出発地点に戻り天下辻まで歩くと蒸し暑く、蝉も煩く合唱していました。駅に戻る途中で休憩をしていると次々と黒い雲が流れてきて遠くで雷鳴も聞こえ、「降るよね」と言っている間に大粒の雨がザーッ!水に戯れ水に濡れた、とても楽しい一日でした。皆様、ありがとうございました。この貴重な経験は次に活かしたいと思いますので来年もよろしくお願いします!

体験ハイク「七兵衛山」

記:K・T
実施日:2020年9月5日(日) 天候:晴れ
参加者:会員5名 一般2名  合計7名
コース・タイム:阪急御影駅(9:00)~五助ダム(10:15)~七兵衛山(11:20~50昼食)~ 岡本八幡神社13:35 解散

 全員が予定より早く集合したので、早めに御影駅を出発し、深田公園でコース等の説明をしたところ、水や食糧が足らないかもしれない人がいたので、駅まで戻ってコンビニで買い求めた。コースタイムが短いので,昼頃には戻って来ると思われたようである。コースに「昼食」という文字を入れた方がよかったかと反省。

 再び公園に戻り、準備体操後、出発する。天気よく暑いのでゆっくり歩く。舗装道路では太陽があたり暑かったが、登山道に入り木立の中を歩くと比較的涼しかった。五助堰堤を越え、黒五山を右に見ながら、休憩を繰り返した。その際には水分摂取を勧めることに注意した。打越峠から七兵衛山にやっと着く。ここで昼食とする。遠くに紀泉山脈が雲?ガス?の上に浮かんで見えた。食べていると猫の声がした。最初は声だけだったが、しばらくすると姿が見えた。餌をねだる声をずっと出していた。再び打越峠に戻って下り始める。その途中、山の神のところで会員のKさんに出会った。お地蔵さまのお世話をされているとのこと。ゴールの岡本八幡神社では冷たいコーヒーとお菓子をいただいた。
 暑い中、重いものを運んでいただきありがとうございました。一般参加者の感想は良好で、Yさん(写真真ん中)は入会を決められた。また、入会を決められていたが、雨でなかなか例会に参加できなかったHさん(写真:後列)も初めての参加でした。


鈴鹿・御在所、藤内壁・前尾根

記:T・I
実施日:2020年8月29日(日)~30日(土)
参加者:9名
コース・タイム:8/29(2250)道の駅菰野~(2300)就寝~8/30(500)起床~(610)蒼龍トンネル上駐車場(620)~(650)藤内小屋~(730)藤内壁出合~(750)藤内壁前尾根取りつき~(1330)やぐら取りつき~(1340)下山開始~(1405)国見峠~(1510)藤内壁出合~(1545)藤内小屋~(1625)蒼龍トンネル上駐車場

 今回は、山行部のロッククライミング・スタッフトレーニングで、鈴鹿・御在所、藤内壁・前尾根に向かう。このルートは、初級コースで、入門編。すぐ近くには、より厳しい岩壁が並んでおり、そこをスイスイと登るクライマーを見ていると、自身の経験値と能力の無さを突きつけられる、何とも情けなく、心が沈む場所である。
 去年の8月にセカンド(リードが登った後を、上からのロープにつながりサポートされながら進む。登攀に失敗しても落下距離は短く、比較的安全。)で登って以来、1年ぶり。今春に、山行部のリード(岩壁にロープを通す支点を、自ら設置しながら登る。セカンドが下で持つロープが支点を通して命綱となるが、リード自身が設置する支点ポイントと登攀に失敗した際の落下開始ポイントの差によっては、落下距離が長く危険を伴う。)検定には何とか合格させて頂き、それ以来、支点構築を中心に安全に登るためのシステム習得に勤しんできた。Y・Mさん、I・Yさん、S・Yさんを初めとして山行部の皆さんには、とても多くの事を教えて頂く。ただ、自己鍛錬でしか習得できない登攀力は、サボリ気味でほとんど向上せず、反省。
 今回の山行、そもそもこの山行の準備段階で、リードを目指すクライマーの自覚があるのかと、猛喝が入ってもおかしくない心持ちで、参加している。というもの、実は今回、リードではなくセカンドで登るつもり。昨年登ったし、難易度としてはそんなに高くないし、ルートをしっかり覚えておこう~!くらいのモチベーションだったのです、大喝!!

 ところが1ピッチ目をセカンドで登り終え、2ピッチ目のセカンドの準備に取り掛かろうとした矢先に、Yさんが、「よし、次行ってみようか!」と言われ、??! すぐ気が付く、「そりゃリードだよな」って心の声。ここでは断れない。しかしこの2ピッチ目のカンテ、セカンドで登っていても随分怖かったのを思い出す。準備をしながら、どっと汗が噴き出す。その後は、断片的な記憶で、詳しくは覚えていない。ただ、私がやっと登ったピッチで、この疲労具合では下山時に迷惑が掛かると思い、本丸のやぐらへの登攀は断ろうと心に決めた直後、Yさんがセカンドで軽々と登ってきて、笑顔で「あ~気持ちいい!」って言われたことは、よく覚えている。
 もちろん、核心部や難しいルートはYさんがサクサクっと済ませてしまう。と言う事で、今回は初級コースのお手軽ルートをリードさせて頂いた。昨年は、MさんとYさんの2パーティーで、2人が常にリードをされた訳で、まだまだ鍛錬が足りないなと痛感した山行だった。お二人の次に続けられないのが、何ともいえず悔しい。
 でも、今回の収穫はあった。それは、セカンドで後をついて行くよりも、リードでルート選択をしながら進むことが、圧倒的に楽しい事。正直、RCが苦手な私にとって、試験勉強の苦手科目と同じこと。険しい山に挑戦するための課題として、習得する技術がRC。これから更に研鑽を重ねて、高みを目指したいと強く思った山行だった。
 あと、今回初めて、軽い熱中症になる。気温は、30度前後。水は、3リットル。塩タブレット沢山。十分注意していたが、12時頃から倦怠感の症状があったが、リードで気が張っていたからか頑張れた。下山途中に体に力が入らず、シャリバテと思い補給。(というのも、5時におにぎり2つ食べて、その後は溶けかけたアイス2個と、プチパン2個で、14時30分まで補給なし。)それでも回復せず、気温は高いのに、寒気がしてきたため、熱中症と自覚。すぐに、沢で水を大量に浴び、何とか復調できた。
 前夜の車のエンジンによる睡眠不足、初リードの緊張感による多汗、補給不足、あと荷物重量過多15kg程度、等が重なり、熱中症になったのだと思う。お陰で、今までで最高負荷のRC山行となった。軽量化も改めて反省材料となる。今回のメンバーの3人の先輩方を初めとして、山行部で今までご教授頂いたみなさまに感謝の思いを残す山行であった。本当に、ありがとうございました。


六甲山~荒地山からぐるっと会下山(えげのやま)遺跡を目指して~

記:Y・K
実施日:2020年8月29日(日) 天候:晴れ時々曇り
参加者:9名
コース・タイム:阪急芦屋川駅8:05~8:53城山9:04~9:10鷹尾山9:10~9:34高座谷への分岐9:44~10:37テーブルロック10:47~11:08荒地山11:08~11:12黒岩(昼食)11:56~12:24風吹岩12:38~13:03蛙岩13:11~13:30会下山遺跡13:55~14:20阪急芦屋川駅

 人生3度目、6か月ぶりの例会リーダーです。朝8時を集合時間にしたので、7時半に阪急芦屋川駅北側にスタンバイしました。既に日差しが熱く、8月も終わりだというのに真夏のような暑さになる予感がします。いつもの公園で準備運動をしていざ出発、暑い・・・。城山で10分の休憩を取り、その後もところどころで休憩を取りながらゆっくり歩きました。岩梯子は登らず横の巻道(と言っても石と岩の連続です)を登ったのですが、南斜面のため日差しがまともで暑くてたまりません。何とか無事登り切り荒地山に到着、ここは見晴らしがないのですぐに黒岩に向かいました。黒岩は私が六甲山の中で一番のお気に入りの場所です。大きな岩の間に松の木が一本、でんとそびえています。そこから眺める景色も素晴らしいです。

 昼食を兼ねた休憩の後、なかみ山を回らずそのまま下り風吹岩へ到着。そこはいつもの見慣れた風景ではなく、あの積み上がっていた岩が何とも無惨に崩れ落ちていました。木陰で休んだ後、蛙岩を経て会下山遺跡へ、見学もそこそこに冷たいもので喉を潤し阪急芦屋川駅まで戻りました。今回の山行で皆さんに紹介したかった場所が「黒岩」と「会下山遺跡」でした。両方とも参加者8名中4名の方が初めてだとお聞きし、暑い中例会をやってよかったと思いました。ご参加下さった皆様、ありがとうございました。


佐和山城址(233m)と河内の風穴 ~近江へ女子会5人プチ旅~

記:Y・K
実施日:2020年8月23日(日)
参加者:会員5名
コース・タイム:JR大阪駅8:00発=9:20彦根駅~10:10龍潭寺(りょうたんじ)~10:35佐和山城址(山頂)10:55~11:23龍潭寺~12:35彦根駅発=12:53多賀大社前駅=13:00(愛のりタクシー)13:35河内風穴(見学時間約1時間)14:50=(愛のりタクシー)=15:20多賀大社参拝~15:45多賀大社駅16:25=16:46彦根駅16:52=大阪18:12 解散

佐和山城址にて

 佐和山城跡の登り口に彦根駅から歩いて30分程で着きました。登り口がある龍潭寺は拝観せず、境内の墓地の中を通り抜けて急な山道を登り尾根道に出た所で水分補給の休憩をしました。陽射しが木々で入らず薄暗くて一人だと怖いかなと話しながら登りました。佐和山の標高が低いので西の丸跡から本丸跡まですぐに登れました。本丸跡からは目の前に彦根城、琵琶湖が良く見えて見晴らしが良かったです。しばらく休憩をして記念写真を撮り、山を下り彦根駅まで戻りました。丁度お昼頃ですが、食べる所がなく仕方なく近江鉄道彦根駅構内の端のベンチでお昼を食べました。

 河内の風穴には多賀大社前駅から「愛のりタクシー」だったので、楽に行く事が出来ました。河内の風穴の入り口は小さくて吹き上げる風は冷たくみんな慌て上衣を着ました、穴の中の巨大な空間に驚きました。55万年前に出来た鍾乳洞で大きさでは全国3位と言われています。

河内の風穴内部

石がゴロゴロとあり薄暗くとても歩きにくかったですが奥まで行き、巨大な異空間を味わいました。風穴を出てからは大盛のかき氷を味わいました。風穴からの帰り途中下車で多賀大社に寄り見学、その帰りKさんにIさんから彦根駅で女性5人見ましたとメールがあり、見られた偶然に驚き皆で笑いました。
  楽しい一時でした。山行でなく観光みたいな一日でしたがゆっくり歩いて私の自粛生活の疲れもとれました。お世話をして頂いた方、皆様楽しい一日をありがとうございました。


虚空蔵山からの展望を楽しむ

記:K・K
実施日:2020年8月15日(土)
参加者:会員5名
コース・タイム:JR藍本駅(9:10)~岩場の展望所(9:30)~虚空蔵堂(10:20-10:40)~虚空蔵山(11:20-12:10)~八王子山(13:10-13:25)~山上山(14:10-14:30)~草野駅(15:20)

虚空蔵山山頂

 虚空蔵山、よく行く山のような気がするが、1年に1回登ってる山だ。登りはじめの20分位で岩場の展望ヶ所に着く。この岩の上からの展望が結構気に入っている。それでもこのコースを取ると蜘蛛の巣が多く蜘蛛の巣を払いながら歩くのだが、顔や体に蜘蛛の巣がへばりついて大変だ。
 1時間ほどで聖徳太子ゆかりの虚空蔵堂に着く。このころから暑さがきつくなり長めの休憩となる。 虚空蔵山は最初の岩場からと、山頂、そして鎖場からの展望を楽しめる。コースは木陰が多いのだが夏はやはり暑い。時間が経つにつれ暑さが増して、水分補給が多くなり休憩時間が長くなる。
 コースが短いので時間を気にすることはない。山頂で長めの食事タイム、山上山の鎖場で3点支持の登下降を楽しんで最後の急坂を降ってJR草野駅で今日のハイクを終わる。

山上山の鎖場(1)
山上山の鎖場(2)

剣山(徳島県)1955m ~ペルセウス座流星群とキレンゲショウマ群生~

記:K・K
実施日:2020年8月12日(水)~13日(木) 1泊2日
参加者:会員4名
コース・タイム
8月12日 西宮北口駅7:15=12:15見の越駐車場 (昼食)13:15~14:06西島駅14:20~14:33刀掛けの松(キレンゲショウマ群生地入口)~群生地一周~15:41刀掛けの松15:49~16:07剣山山頂ヒュッテ (泊)
8月13日 山頂ヒュッテ7:23発~7;30剣山山頂7:34~8:41次郎笈9:21~大剣神社分岐~ご神水?10:50大剣神社10;52~11:08西島駅11:24~見の越12:00着~剣山木綿麻温泉入浴~事務所19:00着

キレンゲショウマ

 お盆休み前の平日の泊まり山行のせいか、コロナで自粛のせいか、思ったより参加者が少なく、桐原会長の車で4名、のんびりゆったり山行となった。観光リフト終点の西島駅から少し歩いた刀掛けの松を左に入ると「キレンゲショウマの群生地」。以前訪れたときよりは花の数が減っていたが、ところどころには群生箇所があり、黄色が鮮やかだった。
 ヒュッテにはお風呂があったが、浴槽に入れず1人5回のかけ湯のみ。それでも汗を流すには十分だった。今回のもう一つの楽しみは「ペルセウス座流星群」観察。昼間、あれほど晴れていたのに、夜になるとガスがかかり期待薄。しかし、深夜2時頃にはガスが取れ、満点の星空となった。
ヒュッテの庭のベンチに寝そべり、星空観察。「あっ!流れた」の声。一瞬で願い事を言う間がない。それでも複数の流れ星を見ることができ大満足!
 朝起きると、またもやガスっていた。剣山山頂は360度真っ白。「こんなことなら昨日、山頂まで行っておけばよかった!」の反省しきり。アップダウンをくりかえし、次郎笈山頂へ。ここでやっと晴れてきて皆で拍手。山並みの向こうに石鎚山まで見えた。三嶺への縦走は次の楽しみにして、大剣神社を経て見の越へ下る。大剣神社のご神体は天に突きさすような「大塔石」。その基部から日本百名水に選ばれている「ご神水」が湧き出ている。若返りの水と言うことで皆、競って汲む。にごりがなく、ミネラルたっぷりの美味しい水だった。いくつ若返っただろうか(笑)

次郎笈をのぞむ

槍ヶ岳テント泊山行(飛騨沢ルート)

記:S・B
実施日:2020年8月8日(土)~10日(月・祝)
参加者:3名
コース・タイム(天候)
8月8日(雨のち曇)前夜発・夜行バス 大阪21:35発-5:41新穂高ロープウエイ駅6:40=穂高平小屋7:50=白出沢出合8:45=滝谷出合10:45=槍平小屋11:50(テント設営)
8月9日(雨のち曇)槍平小屋5:50=千丈乗越分岐7:45=千丈乗越8:15=9:35槍ヶ岳山荘10:15=槍ヶ岳山頂10:50=槍ヶ岳山荘11:10=飛騨乗越11:30=千丈乗越分岐12:45=槍平小屋14:10(テント泊)
8月10日(曇のち晴)槍平小屋6:05=滝谷出合7:20=白出沢出合9:15=穂高平小屋9:50=新穂高ロープウエイ駅10:50=中崎山荘奥飛騨の湯11:00

 

2020年はコロナ禍の状況での夏山となった。コロナ対策として、難度を落としたコース選択とゆったりとした時間配分での山行計画と、3密を避けてのソロテントと個食、そして各自体温計、マスク、消毒液の携行が必要だった。最初は7名の予定であったが、直前にコロナ第2波がやってきて、職場都合の不参加などで結局3名での山行になった。
 夜行バスが新穂高ロープウエイ駅につくと、梅雨が明けたばかりなのにまさかの雨だった。6時出発の予定を雨が小止みになるまで40分ほど待って出発。雨はすぐに止んだが、ソロテント、クッカー、食料等を各自で担がなければならず、ザックは重い。曇り空と沢沿いの道が涼しかったのが幸いであった。一番の難所は滝谷の渡渉。もし雨で橋が流されていたら引き返すしかない。

 歩き始めて4時間、幅30cm長さ5m程の角材が勢いよく流れる滝谷の沢に掛けられていた。濡れた橋を慎重に渡る。あと1時間で槍平だ。予定より1時間遅れで槍平小屋のテント場についた。ハイシーズンなのに50張の広さに我々を含め10張のみ。水も豊富にあり快適この上ない。夕食時には、石を並べテーブルと椅子にして、各々のメニューを作って見せ合いながら楽しく食べた。
 2日目の朝もまさかの小雨スタート。槍平をベースにしての槍ヶ岳ピストンで荷物は軽い。気を取り直して出発。雨もそのうちに止み、千丈乗越分岐からは千丈乗越から西鎌尾根に登るルートを取った。霧の切れ間から見える槍ヶ岳のダイナミックな山容と雲上のお花畑を堪能、コロナ禍でも、ここまでやってきてよかったと思った。

 千丈乗越の手前で防風のためレインウエアの上下を着た。濡れた身体で稜線の気温10℃の強風に当たれば低体温症のリスクがある。夏山といえども3000m級の山だ。西鎌尾根は予想以上の強風で、メンバーの1人が体力を消耗したようでふらふらしている。岩陰で風を避け、ダウンジャケットを着込み、行動食を食べて山頂直下の槍ヶ岳山荘まで励ましながら歩いた。後で気付いたことだが、体力を消耗したメンバーのレインウエアや登山靴は、かなりの年季もので、防水、防風機能が低下していたようである。登山前の装備の点検の重大さを改めて思った。

 槍ヶ岳山荘で温かいココアを飲み、1人は小屋で待機、私とIさんが山頂を目指した。例年なら渋滞がおきる登山道もすいておりスイスイ登れたのもコロナ禍のおかげだろう。下りは飛騨乗越のカール側のルートを取り、もう一度お花畑を楽しみながら槍平のテントまで戻った。
 最終日は好天となった。まあ山なんてこんなもんだ。早い目の出発で下山。中崎山荘奥飛騨の湯の温泉を楽しんだ。快適なテント泊と仲間と山行を共にする安心感と、荷物の軽量化や装備の点検など登山前の準備の重要性を再認識した2020年コロナ禍の夏山山行であった。


六甲山瑞宝寺谷西尾根

記:K・K
実施日:2020年8月1日(土)  天候:晴れたり曇ったり
参加者:会員7名 一般1名  計8名
7月23日(木)曇時々雨 7:30西宮北口~14:10琴引ビレッジ山荘
  24日(金)雨時々曇 観光 三瓶自然館サヒメル 三瓶小豆原埋没林公園 本宮神社の大杉
  25日(土)曇    三瓶山縦走
コース・タイム:急芦屋川(8:00)~滝の茶屋(8:35)~高座川左岸道~風吹岩(10:00)~雨ヶ峠(10:55-11:10)~東おたふく山(11:35)~土樋割(11:50)~石の宝殿(12:50-13:20)~瑞宝寺谷西尾根~瑞宝寺公園(16:10)

今日も暑い一日になりそうだ。少しでも涼しいコースをと高座川左岸道を風吹岩 へ、風吹き岩は立ち入り禁止のロープが張ってあるのでそのまま通過。一軒茶屋の手前で崩落個所があり通行止めとなっているとのことで、東おたふく山から蛇谷北山へコースをとり、石の宝殿で昼食を取った。昼食後、瑞宝寺谷西尾根へ取りつく。蛇谷北山も笹が茂り足元が見えづらかったが、瑞宝寺谷西尾根も笹が覆い茂って足元が見えない。石や木の根っこあるので注意しながら歩く。夏場のこのコースは避けた方が賢明だ。

笹薮が終わったところで変わったキノコを発見、ベニテングダケでもなし初めてみるキノコだった。あまりに美しいので、写真に収め帰って調べたところタマゴタケだった。食用キノコでけっこう美味らしい。見た目美しいキノコは、総じて毒キノコだとの先入観があるので、てっきり毒キノコだと思ってしまった。
 暑い一日だったのでこまめな水分補給と休憩で熱中症に気を付けてのハイクとなった。

また、虫刺されが3名が出た。この時期は虫よけや、虫刺され薬の携行が必須だ。参加の皆さん暑い一日お疲れ様でした。

 タマゴタケについて
 タマゴタケは、その鮮やかな赤色と形の壊れやすさからあまり流通しておらず、毒キノコ思われがちですが、生食もできるおいしいキノコです。生食に向くのは幼菌でこのころはタマゴタケもどきと非常に似ているので、確実に見分けられるようになるまではお勧めできません。旨味が強いことで知られていますが、茹でると黄色い色素が煮汁に出るため、揚げ物や焼き物にするのがおすすめです。
 シャレではありませんが調理においては、特に卵との相性が良いとされスクランブルエッグやオムレツの具材に向いています。      とのことです。


三瓶山一周と観光

記:I・K
実施日:2020年7月23日(土)~25日(土)
参加者:(会員)14名
7月23日(木)曇時々雨 7:30西宮北口~14:10琴引ビレッジ山荘
  24日(金)雨時々曇 観光 三瓶自然館サヒメル 三瓶小豆原埋没林公園 本宮神社の大杉
  25日(土)曇    三瓶山縦走
コース・タイム: 東の原駐車場 8:35→リフト乗場8:45~リフト到着9:05~女三瓶9:20~男三瓶(10:30-10:40)~子三瓶(11:50-12:05)~孫三瓶(12:40-13:05)~大平山(13:20-13:27)~リフト乗場13:30~リフト到着13:45 東の原駐車場14:10→西宮北口、清算後解散20:50

24日(金)
雨天のため観光となり、特に印象に残ったのは三瓶小豆原埋没林公園。
1983年水田の整備工事の際、地中に直立する巨木が出現した。
1998年水田の下から、次々と巨木が現れて地下に森が存在することが判明した。
4000年前に三瓶山の最後の噴火で埋もれたとされる。大半が、杉の森だった。公園には地底の森を発掘したままの状態で展示している。階段を下りながら縄文の時代へといざなってくれた。

(太古の巨木が直立する地下展示場)

ログハウスに帰り、琴引ビレッジ山荘の温泉でほっこりする。昨夜と同様に女性陣で夕食を作り、窓を開け扇風機を回しての夕食会となった。 宿泊を伴う例会に久しぶりの参加、体力が下降している私にとって観光と登山のゆったり行程で楽しめました。皆様もそれぞれに親交を深められたのではないでしょうか。
お世話になり、ありがとうございました。


三瓶山縦走を楽しむ

記:S・M
7月25日(土)
 夜中、打ち付ける雨の音や風の音を聞いたが、朝には雨が上がっている。今日は帰る日だが、リフトを使って(時間短縮)三瓶山周回しましょうとの声に、そうでなくっちゃあ!!せっかくここまで来たのにね。全員三瓶山登山で異議なし。東の原駐車場の横がブドウ畑と岩見ワイナリー。こちらに寄りたい人は次回にね。

 リフトに乗り高度を稼ぎ、先ずは電波塔などが林立している女三瓶山(953m)に。ここから男三瓶山へは約1時間。植物に詳しいFさんの説明を聞きながら花々を楽しんで歩く。三瓶のホタルブクロは全部白い。めずらしいなあ。
男三瓶山(1126m)でみんなで登頂記念写真。
ここからは280mほどの激下り。扇沢まで降りて、見上げる次の子三瓶山は柔らかな緑の草でおおわれてその中を登ってゆく。山頂(961m)で残りの行動食などでお腹を満たし、次なる孫三瓶山を目指す。こちらも草原の山肌が開放感でいっぱい。眼下には室ノ内池もよく見える。この池は4000年前の噴火口だそうです。

 孫三瓶山(903m)まで来るとあとは楽勝。
大平山(854m)を過ぎ、室ノ内展望所で一服し、歩いた山々を振り返ります。4時間半でぐるりと1周、三瓶山縦走できました。

 さあ、帰西です。疲れた体で長距離の運転をして下さった方々、本当に有難うございました。リーダーもいろんな面でご苦労が多かったと思います。実行して頂いて、本当に楽しかったです。なじみの方々とは久しぶりで懐かしく、初めて顔を合わせた方々も西宮の仲間として頼もしく、今後もどうぞよろしくお願い致します。


鶏冠山・龍王山縦走

記:T・F
実施日:2020年7月19日(土)  天候:快晴
参加者:(一般)6名 (会員)14名 計20名

感想:JR草津駅から440円を握りしめ、バスに揺られて20分、上桐生バス停に到着。一般の参加者6名、会員14名の自己紹介、準備体操を終え、近江湖南アルプスハイキングマップを手に出発。週間天気予報では雨/曇りマークが並んでいた当日は青空に夏雲が並ぶ快晴となり、セミの鳴き声と共に北峰縦走線を進んでいく。

 ザクザクザク・・花崗岩の崩れた砂地が続き、山道のところどころに大きな岩が迫り出し、その大きな岩も積まれたり、岩同士が支えあった形で鎮座して、どうやってこの形にしたのだろう、倒れてくることはないのだろうかと不思議に思う。無風の中、水分補給の回数も増え、ザクザクズル・・足元に注意しながら進む。
 鶏冠山490.9mに到着し、小休憩とKさんのオレンジで生き返り、はるか彼方に見える天狗岩を見て「エレベータ付いてないかな」と誰かの独り言が聞こえてきてちょっと賛同する。ザクズルザクズル・・足と頭が疲れてきたころに天狗岩に到着しお昼休憩となりホッとする。お腹も満たされ余裕ができたせいで、ちびっ子が楽しそうに登っている天狗岩に登りたくなり、出発時間5分前に登り始める。大きな岩を猿の如く登ると岩の上に出て本日の絶景ポイント、遠くに琵琶湖が見え、風も心地よく、しばしカメラタイムとなる。後から考えると、あんな柵もない高い所で立てたものだとゾクッとした。
 天狗岩をあとに、耳岩(どの角度からも耳には見えなかった)、茶沸観音を拝み、龍王山604.7mに到着。残念ながら木に囲まれ景色は見えず来た道を折り返す。ズルザクズル・・狛坂線に入り、下りなうえ足場が濡れ、足置き場を慎重に選びながら歩く。それでも滑る。岩壁に彫られた仏像や観音様に足を止め、最後まで岩を堪能した。

 逆さ観音の横の東屋で西宮山岳会名物のティータイムが準備され、コーヒー、ドーナツ、おせんべい、もちろんMさんの冷凍パイナップルも頂き、失礼ながらこっそり無になる。またバス停までひたすら歩き、予定通り16時55分のバスに乗ってJR草津駅へ。無事にスタート地点に戻ってこられたことに、リーダーさん、サブリーダーさん、そして参加の皆様に感謝申し上げます。


箕面“勝尾寺”から“大滝”へ!

記:F・I
実施日:2020年7月5日(日)  天候:曇りのち晴れ
参加者:8名
コース・タイム:阪急箕面駅9:00=阪急バス=外院~9:40帝釈寺北~外院尾根(勝尾寺丁石道・旧参道)~10:30軍茶利明王の石像~10:50勝尾寺11:00~(自然研究路号線)(自然研究路号線)~12:15政の茶屋園地13:00~13:20こもれび展望所~13:40雲隣展望台14:00~14:20箕面大滝14:30~15:10箕面竜安寺境内広場(解散)

 新型コロナウイルスの影響で自粛していました例会ですが、今回は近場の箕面公園を一周するハイキングを企画実施しました。梅雨の真只中、無難なコース設定とは言いながらも、最悪の雨天予想も念頭に置いての催行となりました。
 集合時間こそ小雨交じりでしたが、帝釈寺北から参道に差し掛かったころには雨もやみ、前日までの雨による泥濘(ぬかるみ)も歩行に支障する程の事もなく、曇り空の中をほぼ当初の計画コース・予想タイム通りに勝尾寺まで辿る事が出来ました。一丁石を確認しつつ次の目的地“政の茶屋”の向かう頃には薄日も差はじめ、政の茶屋での昼食も屋外ベンチでゆっくり摂ることが出来ました。
 帰り道コースの途中“雲隣展望台”近くの広場で暫し休憩の後、箕面大滝に着く頃には青空に陽ざしが差し込む好天に恵まれ、しかも前日までの大雨の影響で大滝は過去に例をみない水量と迫力満点の景観に魅了され疲れも吹き飛びました。何よりも参加メンバーの協力のお蔭で、全員無事怪我もなく楽しい一日になりました。


沢搬出訓練(兵庫県連主催)

記:T・I
実施日:2020年7月5日(日曜日)
参加者:西宮山岳会員 3名、他受講生5名、運営スタッフ11名 合計19名
コース・タイム:(9:00)渦が森展望公園集合~(9:00~11:00)仮想事故現場に到着・スケッド梱包・チロリアンのシステム構築の演習~(11:00~11:30)昼食~(11:30~11:50)西谷山入渓~(11:50~12:20)~スケッド梱包・チロリアンブリッジのシステム構築~(12:20~14:30)要救助者搬出~(15:00)渦が森展望公園~(16:00)解散

感想:公園でスケッド(搬出用具)に救護者を梱包して、チロリアンで搬出のデモトレーニングを行いました。初めてで戸惑いながらも、講師の方の指導も分かりやすく、一連の流れは理解できました。昼食をはさんで、西谷山に入渓して実習です。
 展望台公園から歩いて20分程度のところから開始しましたが、スケッド梱包・チロリアンのシステム構築に20分、搬出に2時間強。搬出に必要な人員は、工作班で2~3名、担ぎ班に5~6人は必要です。搬出距離が長ければ、担ぐ人員は交代しないと大変です。
 搬出活動は、これ自体がとても危険なことで、2次被害を絶対に出してはなりません。そのため、活動に携わる人員は、相応の技術と体力が必要となります。だって、人が事故を起こすような普通に歩いたって、ヒーフハーフー言うようなルートを、人を運び出すのですから。
 今回の経験で、救助活動が、多くの方の労力と努力、そして覚悟の上に成り立っていることを痛感しました。講師の方には、敬意と感謝の念を込めて、お礼を申し上げます。一方で、山では絶対事故は起こしてはならないと、肝に銘じた次第です。安全山行に努めます。

スケッドに梱包してチロリアンまで運びます。
滝上からスケッドをロープで確保して降ろします。

滝上から降ろされる写真があれば良かったのですが、ここからはロープを手繰るので精一杯でした。


「六甲山」を楽しむ

記:K.K
日時:6月20日(土)  天候:曇り
参加者:会員 10名
コース・タイム:阪急芦屋川(9:00)~山芦屋公園(9:05-9:20)~滝の茶屋(9:35-9:45)~風吹き岩(10:45)~七兵衛山(11:30-12:10)~打越峠(12:15-12:35)~山の神(13:00-13:10)~八幡神社(13:25-13:35)~阪急岡本(14:45)

風吹岩立ち入り禁止 コロナウィルス明けの初の例会となった。山芦屋公園で自己紹介、準備体操、緊急事態宣言解除後の登山についての注意事項を簡単に説明、いつもなら1グループで行動するのだが、今日は2グループに分けて行動開始。滝の茶屋から風吹き岩へ、風吹き岩は落石のため立ち入り禁止。もう少し横池の方に進み、少し広場風になっている所で休憩。やはりコロナで運動不足ということでしんどそうな人も見受けられた。

イシガキチョウ七兵衛山で昼食を取り長めの休憩をして、打越峠へと向かった。打越峠の手前で昆虫網と三脚とカメラを持った人に出会った。何を捕獲しているのか聞いたら、前回来た時イシガキチョウをこのあたりで見たので捕獲しに来たとのことだった。捕獲して、捕獲した場所、日時、自分のイニシャルを書いて逃がすとのことだった。アサギマダラの行動の調査と同じだ。アサギマダラや三光鳥の話を「自慢話になるけれども」と言いつつ写真を見せて話してくれた。

三光鳥

三光鳥の写真は保久良神社で撮ったとのことである。アサギマダラなども一回で12~13羽捕まえて解き放つと、ネット上に次に捕まえた人が情報を書き込むとのことだった。沖縄や九州、四国などへ飛んで行ったことがわかるとのことだった。


童謡「赤とんぼ」のふる里『龍野』の山を巡る

~鶏籠山・的場山・白鷺山~

記:M.O
日時:2020年3月1日(日)  天候:曇り時々晴れ
参加者:会員 15名
コース・タイム:JR本竜野駅9:45~10:10龍野城(準備体操)10:25~10:55鶏籠山11:05~11:15両見峠11:15~11:35展望台A11:45~12:00的場山12:40~13:10野見宿禰神社(夏山登山セミナー説明)13:40~14:25白鷺山14:35~15:30JR本竜野駅

 人生2度目の例会リーダーです。場所は私が好きな『龍野』にしました。姫路より更に奥なので「青春18きっぷ」が利用できる時期を選びました。龍野は白壁や町家造りの建物が多く残る町並みで「播磨の小京都」とも呼ばれています。また童謡「赤とんぼ」の作詞者「三木露風」のふる里でもあります。ですから街中では、生家や銅像、歌碑など三木露風にちなんだ建造物を目にすることができます。

 本竜野駅からまず街歩きを楽しみます。揖保川を渡ります。揖保川は川幅の広い立派な川で鴨や鷺もいます。白壁の土蔵もあります。ハイカラな洋館もあります。そして龍野城、元々は鶏籠山に山城がありましたが、江戸時代に脇坂安政公が麓に築いたお城です。横には梅林があり7分咲きぐらいでしょうか、紅白のコントラストが私達の目を楽しませてくれました。

 さて、ここで「鶏籠山」の名前の由来を申しますと、揖保川の東岸から望む姿が鶏籠(とりかご)を伏せたような形をしていることから鶏籠山(けいろうさん)と名付けられたそうです。お城の横から鶏籠山の登り口があります。山城があったということで平削地や二の丸跡を経て本丸跡(山頂)に着きました。山頂には赤松村秀公によって築かれた城の石垣や瓦などが残っていました。眺望はありません。下った所は「両見峠」と呼ばれていて的場山との鞍部になっています。的場山は今日一番の急登です。

途中見晴らしの良い「展望台A」で少々休憩をし頂上に到着、こちらは先ほどとは反対側の龍野の街並みと瀬戸内海が見渡せました。昼食休憩の後、的場山を下ります。なかなかの急坂です。途中「大観峰」?を経て「野見宿禰神社」へ到着、この神社は大相撲と関係の深い神社で、玉垣には明治から大正にかけて相撲ファンをわかした力士の名前が刻まれています。ここからの眺望がまた素晴らしいのです。揖保川と龍野の街並みが手に取るようによく見えました。さらに下って龍野神社、三木露風の銅像、「赤とんぼ」の歌碑(センサーが反応して曲が流れます)を見学の後、今日最後の山「白鷺山」へ向かいました。121mの低山ですが「童謡の小径」と名付けられたルート上には歌碑が8基あり、通過するとセンサーが反応して8曲の童謡を聞くことができました。

また頂上の見晴らし台からの眺めは想像以上のものがありました。山を下ったところには「龍野公園動物園」があり、無料で鳥や猿などの小動物を見学したのち、街歩きを楽しみながら本竜野駅に戻りました。
 今日は街歩きと山歩きの両方を楽しむことが出来ました。また、プチ縦走気分も味わえ山頂からの景色を楽しむこともできた1日でした。ご参加頂いた皆様、頼りないリーダーにお付き合い下さいまして、本当にありがとうございました。お世話になりました。


有馬温泉のサービスデーを楽しむ「六甲山」

記:K.K
日時:2月19日(水)  天候:晴れ
参加者:会員3名 一般1名 計4名
コース・タイム:阪急芦屋川(9:00)~滝の茶屋(9:30-9:40)~風吹き岩(10:30-10:40)~雨ヶ峠(11:40-11:50)~土樋割~一軒茶屋(12:45-13:10)~ 東屋(14:00-14:10)~有馬(14:45-16:00)

 今日は平日なので登山者も少なくのどかな山歩きが出来た。風吹岩では三毛猫が待っており、手持ちの厚焼きの煎餅を割ってあげたら、煎餅が固いので四苦八苦しながらも何とか食べてしまった。それが面白かったのかKさんがまた煎餅をあげていた。一匹に餌をあげると俺にも、私にもとどこからともなく集まってくる。残念ながら他の猫ちゃんは餌にありつけなかった。雨ヶ峠で小休憩を取り、土樋割り、七曲りと進む。やはり七曲りはしんどい、老骨に鞭を打ってのぼる。一軒茶屋に何とか予定に時間に到着。あったかいカップヌードルを食べて一息ついた。山頂付近は昨日の寒波で少しは雪があるかなと思ったが、これぽっちの雪もなかった。それでも寒波のせいで旧吉高神社付近の登山道は凍っていた。

これくらい凍っていたら前回の滝巡りの時より氷瀑になっているかも・・・などと話しながら下山。途中木の根っこに見事なつららが出来ていた。(写真撮っとけばよかった~)。  今日は有馬温泉サービスデー。なので半額の280円(銀の湯)ちなみに金の湯は330円で温泉に入れる。有馬温泉もコロナウイルスのおかげで人が少なく温泉もゆっくりと浸かることができた。私たちにとってはありがたいのだが、商売あがったりでサッパリとのことだった。

(写真)Yさんは温泉にゆっくり浸かり間に合いませんでした


冬の滝巡りハイク

記:A.H
日時:2月1日(土) 天候:晴れ時々くもり
参加者:会員11名 一般参加1名  計12名
コース・タイム:阪急六甲駅9:00=油コブシ登山口9:18~油コブシ山頂10:18~六甲ガーデンテラス11:28昼食11:55~極楽茶屋12:15~七曲滝13:00~似位滝~百間滝~有馬温泉16:15

 「みんなが参加できるように例会を増やそう」ハイキング部会の度に上がるこの話題、私もいつか企画しなければ…ということで、初めて企画した例会。会長の後押しもあり、氷瀑を求めて七曲滝を目指すことを決定しました。
 当日は、リーダーデビューを応援してくださる方、最近入会された方、氷瀑を期待される一般の方、計12名が集まり、滝を目指して歩きました。油コブシまでの登りは2月とは思えないくらいの暖かい日差しの中、汗をかきながら登ります。極楽茶屋からは大きな霜柱もあり、 氷瀑はないだろうと思いながらも心の底で少し期待しつつ、不安な道は会長を頼りつつ、何とか滝に到着。期待した滝は端がちょろっと凍っていました!滝周辺は以前から通行止めになっている箇所が多く、七曲滝は上から覗き見て、似位滝、百間滝までは迂回路を通りました。(紅葉谷の工事は今年の8月までの予定のようです。)
 今回は残念ながら氷瀑は見られず参加者のみなさんはがっかりだったかな、と初リーダーを終えて反省でしたが、来年は見られるようまた企画せねば!と意気込んでおります。なんと翌週はしっかり凍っていたとのこと…。是非、みなさん懲りずにまたご参加ください。ありがとうございました。

霜柱に期待が膨らむ
どの滝もさらさら流れる…

やまめしハイク

記:A.H
実施日:2020年1月29日(水)
参加者:8名
コース・タイム:芦屋川駅(0800)~(1020)ゴロゴロ岳~(1055)奥山貯水池・山飯タイム(1315)~(1345)荒地山~(1430)風吹岩~(1500)金鳥山~(1540)保久良神社・梅林~(1630)岡本駅

感想:心配していた天候は回復。みなさん、本日のメインイベントの山飯タイムを楽しみに集まって頂きました。定刻に出発。
 ゴロゴロ岳への取り口までは、住宅街を進む。麓の公園で、準備運動していよいよ出発。かなりの急登で、距離の割には長く感じた。道中は、名前の通りなのか大小の岩がゴロゴロ。(標高のゴロ合わせも1説。)奥山池脇のベンチでの休憩は、風もなく晴れ間が見えてとても暖かかった。その後順調に進み、芦有ゲートから荒地山への急登も難なく進む。保久良神社の梅林では、既に梅の花がほころび、思わぬご褒美をもらう。公園管理者によると、2週間程度は進行が早いとの事。花見はお早めに。
 お楽しみだった山飯タイムは、登山開始後30分くらいして、リーダーがガスボンベを忘れたことに気が付き、想定外の事態発生。みなさんにお詫びする。発覚時周囲にいたメンバーは、後日の楽しみにと笑って許してくれたが、忘れた当人は、下山口を六甲駅に変更して、先に下山してモンベル六甲に買いに行くつもり。ところが最後尾に居たKさんが、ガスボンベを密かに持参しているとのことで、無事、奥山池を眺めながら計画遂行できた。ナイスフォローとみなさんの寛容さに感謝します。
 Yさん買い出しのあんこをお湯で溶き、Kさんナイスパスのガスボンベでお餅を焼いて、とても美味しい焼き餅入りのぜんざいの山飯でした。あと、差し入れのたくわんと塩昆布、カレーせんべいが箸休めとなり美味しく頂けました。みなさん、ありがとうございました。
 最後に、リーダーのガスボンベ忘れに、大喝!! かたい餅をかじりながら、お湯で溶いた生ぬるいぜんざいを食べるところでした。大変申し訳ございません。


アイゼントレーニング

記:A.H
実施日:2020年1月25日(土)  天候:薄曇り・微風
参加者:3名
コース・タイム:阪急芦屋川駅北側広場8時55分集合(9時03分発芦屋ハイランド行きバス)~東お多福山登山口(9:15)(9:25)~蛇谷北山(10:15)(10:17)~石の宝殿(10:35)(10:37)~六甲最高峰(10:55)アイゼントレーニング(12:00)~有馬温泉(13:20)

感想:当初、例年通り芦屋地獄谷でアイゼントレーニングを行う予定でしたが、初心者を対象に手軽なコース設定でとの要請を受け、 大寒過ぎの厳冬期であれば六甲最高峰には、積雪があるものと期待し計画いたしました。
 しかし、百年に一度?の暖冬のおかげで積雪は0㎝。それでも初心者がお見えになれば アイゼンの着脱・歩行を経験して頂ければと思い、予定通り実施しましたが参加者は経験豊富な方ばかり。最高峰の直下でアイゼンの着脱・歩行を復習し、ゆっくりテータイムを過ごした後、有馬温泉に予定より少し早く下山。天候不順な日々が続く中の貴重な晴れ間を楽しむことができました。
 ところで、厳冬期の現場では装備品(テント・ピッケル等)の取り扱いの習熟度は時に生死を分けます。やったことがある!たぶん出来る!といった方のために雪山で20分もタイムロスをさせられたことも一度や二度ではありません。山に向かうためには繰り返しトレーニングを積まなければならないようです。


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